禁止という標識


ロコです。



「ここから先は読まないでください」





ここから先は読まないでくださいって

言ったでしょう?



「読まないで」と言ったにもかかわらず

読みましたね?(笑)



このように、禁止されると、読みたくなる

心理現象のことをカリギュラ効果と言います。



いろいろなキャッチコピーは、行動心理学の

法則が使われています。



今日は、カリギュラ効果について説明し、

カリギュラ効果をマーケティングに活用する

方法を紹介します。



カリギュラ効果とは

カリギュラ効果とは、禁止されればされるほど

やってみたくなる心理現象のことを言います。



「ここから先は読まないでください」と

冒頭に書いてあるにもかかわらず、

つい先が読みたくなる衝動にかられて

しまうことは、このカリギュラ効果からです。



カリギュラ効果の由来

カリギュラ効果は、1980年のアメリカ・

イタリア合作映画『カリギュラ』が由来です。



あまりにも過激な映画で、一部の地域では

上映禁止になりました。



上映禁止令が出たことで、返って人々の

好奇心を刺激し、多くの人が映画館に

足を運びました。



『カリギュラ』は、大ヒットを記録しました。



カリギュラ効果の身近な例

カリギュラ効果の身近な例は、昔話にも

あります。



浦島太郎は、「絶対に開けないでください」と

言われた玉手箱を開けてしまいました。



鶴の恩返しでは、「絶対に中を覗かないでください」

と鶴が言ったにも関わらず、お婆さんは

覗いてしまうのです。



心理的リアクタンス

では、なぜ人は禁止に弱いのでしょうか?



人は、自分の行動や選択は、自由に決めたいと

いう欲求を持っています。



この欲求が侵されると、人は抵抗します。



この抵抗のことを心理的リアクタンス

言うのです。



コーヒー豆

カリギュラ効果をマーケティングに活用

カリギュラ効果は、キャッチコピーなどの

広告文で使えます。



カリギュラ効果は、限定・禁止・秘密の

3種類あります。




カリギュラ効果をマーケティングに活用した例

限定:数に限りがあるので、幻のインドネシアのコーヒー1人200g×1個まで

禁止:甘いので、太りたくない人は絶対に食べないでください

秘密:会員様特別感謝祭につき、会員様限定ハーブティー。価格はメルマガで発表




カリギュラ効果を使う時は、限定・禁止・秘密の

理由を必ず述べましょう。



なぜなら、顧客から信頼を得ることが

できるからです。



ライティング

カリギュラ効果をセールスコピーに使う

カリギュラ効果は、セールスライティングにも

活用できます。



比較するために、カリギュラ効果を使わない

コピーと使っているコピーを例にあげます。



カリギュラ効果のないセールスコピー

カリギュラ効果のないセールスコピー

カリギュラ効果のないセールスコピー この教材は、

1日30分毎日記事を書くだけで

3ヶ月後〜半年後には10万円稼げるものです。



100記事書けば、後はブログのメンテナンスを

するだけで、稼げます。



今なら、販売者の1ヶ月無料メールサポートが

ついてきます。




このコピーは、「買ってください」とひたすら

お願いしているコピーです。



このコピーだと、心理的リアクタンスによって

人は抵抗したくなります。



では、次のセールスコピーはどうでしょう?



カリギュラ効果を使ったセールスコピー

カリギュラ効果を使ったセールスコピー

この教材は、1日30分記事を書くだけで、

3ヶ月〜半年後には10万円稼げるものです。



100記事書けば、後はブログのメンテナンスを

するだけで、稼げます。



しかし、1日30分記事を書くことができないなら

この教材を購入しないでください。



本気の人だけ購入してください。



本気の人には、今だけ販売者の1ヶ月メール

サポートがついてきます。




いかがですか?



「この教材を購入しないでください」

ということによって、イメージがガラリと

変わりました。



心理的リアクタンスも起こりません。



「そう言われると、この教材気になるなあ。

 1日30分だけでいいなら、頑張るか!」



と決心する人もいるでしょう。



そして、教材の購入に踏み切る人も多いのです。



カリギュラ効果の威力がおわかりいただけた

でしょうか?



鶴

まとめ

カリギュラ効果の由来は、1980年ですが

『鶴の恩返し』や『浦島太郎』にあるように

昔から使われてきたことだということを考えると

おもしろいですよね。



あなたのブログタイトルやメルマガの件名にも



「○○しないでください」



とカリギュラ効果を入れると、ブログの閲覧数や

メルマガの開封率が上がるので、是非お試し

ください。



記事にカリギュラ効果を入れる時は、

ただ禁止するだけでなく、その禁止の理由を

書くことも大事です。



でないと、読者は消化不良になるからです。



カリギュラ効果を使う時は、理由もきちんと

述べて使ってくださいね。



今日の記事はいかがでしたか?



「カリギュラ効果っておもしろいですね」



というような感想でもいいです。

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この記事を書いた人

ロココンサルタント
記事専門ライティングコンサルタント。
今まで80名以上をコンサルする。

現在は、ライティングコンサルや
情報発信、コンテンツビジネス、
Kindle執筆などを行う。

年商1億円のクライアント、
10記事コンサルしただけで
コンサルタントになった
クライアントがいる。

Kindleは6冊出版。
Amazonランキングで6部門1位に
輝いたり、頻繁にベストセラー入り
したりする。