ウィンザー効果をマーケティングに活用する方法

ロコです。

問題です。

AとBのどちらの方があなたは信用しますか？

Aの方は、

「建前でO先生はそう言っているのだろうな」

と思うけど、Bの方は「そうなんだ」

と素直に嬉しく思うし、O先生への信頼度も

アップするのではないでしょうか？

これは、ウィンザー効果と呼ばれるものです。

今日は、ウィンザー効果について解説します。

ウィンザー効果とは

ウィンザー効果とは、本人が発信する情報より、

何の利害関係もない第三者の発信する情報の方が

信憑性が増すという心理効果のことを言います。

「ウィンザー」とは、アーリーン・ロマノネスの

ミステリー小説『伯爵夫人はスパイ』の

ウィンザー公爵夫人のセリフに由来します。

カンタンに言えば、ウィンザー効果は、

口コミ効果のことです。

では、こちらの例を読んでください。

この例では、友達が言っている方が

信憑性があります。

なぜなら、パン屋当事者がパンをおいしいというよりも

第三者の友達がおいしいという方が信憑性があるからです。

例えば、「食べログ」は口コミで構成されて

いるので、ウィンザー効果をうまく使って

いるのです。

ウィンザー効果が起こる2つの理由

ウィンザー効果は、次の2つの理由で起こります。

では、順に見ていきます。

利害関係がないことで起こるウィンザー効果

ウィンザー効果は、利害関係がないことで起こります。

当事者が発信する情報であれば、自分の利益の

ためにその情報を誇張していると思われる

場合があります。

何の利害関係もない第三者から聞くことで

その情報に信憑性や信頼性が出てくるのです。

例えば、「A社の商品は素晴らしい」とA社の

社員が褒めても、利害関係があるので

ウィンザー効果は起こりません。

「Bさんのコピーは思いやりがある」と

BさんのライバルのCさんが言うと

信憑性が増します。

それは、CさんはBさんのライバルなのに

Bさんのことを褒めているからです。

「D社の商品は、すぐに壊れる」とライバル

会社のE社が言っても、D社とE社は利害関係に

あるため、ウィンザー効果は起こりません。

人数が多いことで起こるウィンザー効果

ウィンザー効果は第三者からの情報が多いという

理由から起こります。

あなたが、「ここのラーメンはおいしい」と

思っていても、100人の意見が

「あの店のラーメンはまずい」

と言うなら、

「確かにあの店のラーメンはおいしく

　なかったかも」

と思えてくるのです。

人間は、個人のジャッジよりも、多くの人の

意見の方が正しいと思い込むバンドワゴン

効果という心理現象があります。

人数の多さが大切だという意味合いで

このバンドワゴン効果とウィンザー効果は

似ているのです。

バンドワゴン効果については、

こちらを参照になさってください。

バンドワゴン効果をマーケティングに活かす方法を伝授

ウィンザー効果も、自分が持っている情報より

多くの人が発信する情報の方が正しいと感じ、

第三者の影響が強くなるのです。

ウィンザー効果をマーケティングに活用する

ウィンザー効果をマーケティングに活用する

方法を解説します。

インフルエンサーの口コミを自社製品の

宣伝のために利用します。

インフルエンサーとは、世間に与える影響が

大きい人物のことです。

また、セールスレターや販売ページにお客様の

口コミを掲載します。

ポイントは、なるべく多く載せることです。

3人より50人、50人より100人。。

第三者の声が多い方が、信憑性が増すからです。

最近は、TwitterやFacebookなどのSNSで

口コミで商品が売れることもあります。

ただ、SNSでは、悪い口コミが連鎖することも

あるので、ウィンザー効果の悪用はしないように

しましょう。

まとめ

ウィンザー効果とは、第三者に言われたことは

信憑性や信頼性が増すという心理現象です。

利害関係のない人による情報は、

信頼されやすい傾向にあります。

ウィンザー効果をマーケティングに活用するには

お客様の口コミを利用しましょう。

また、お客様の口コミを掲載する際の

注意事項をお忘れなく。

「ウィンザー効果とバンドワゴン効果の違いが

　わかりません」

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