行列


ロコです。



私「お昼だね、お腹空いたな〜」



妹「博多だし、やっぱりラーメン食べたいね」



私「どこがいいかなあ?」



妹「あんまり知らないんだよね」



私「あの行列何?」



妹「あ、ラーメン屋じゃない?

  並んでみようよ」



私「そうだね。私も食べた〜い」



妹と二人で博多に行った時のことです。

私らはあまり博多のことに詳しくないので

行列のできていたラーメン屋の最後尾に

並んだのでした。



「行列ができている=おいしいラーメン屋」



という思い込みが私達二人を行列に

並ばせたのでした。



こういう思い込みを利用し、人を信用

させることを、バンドワゴン効果と

言います。




ラーメン

バンドワゴン効果とは

バンドワゴン効果とは、ある物を支持する人が

増えれば増えるほど、それに対して支持が

多くなるということを言います。



カンタンに言えば、

「みんなが持っているから私も欲しい」

という心理現象のことを言います。



バンドワゴン効果とは、アメリカの経済学者

ハーヴェイ・ライベンシュタインが

提唱しました。



彼の論文には、バンドワゴン効果は、同じ財を

消費する人が増加すればするほど、需要が

増えるとあります。



みんなが購入しているなら自分も

買いたいとする心理が働き、

需要が増えることを言うのです。



つまり、特定の個人や集団、

モノなどに支持が集まった場合、

支持の低い個人や集団、モノは見放され、

高い支持の方に更に高い支持が

集まる現象のことを言います。



そのことから、「勝ち馬効果」とも

呼ばれています。




選挙

バンドワゴン効果の事例

事例1 選挙

マスメディアが「N候補優勢」と報道したら、

多くの人はN候補に投票します。

よって、N候補が当選する確率がグンと

高くなるわけです。





事例2 本

本がバカ売れする時は、全国の書店で

ジワジワ売れてベストセラーになる

わけではありません。



東京や大阪の一部の大型書店でヒットしたものが

飛び火していってベストセラーになります。





事例3 流行

テレビや雑誌で、

「今年の夏の水着は水色が流行する」

と報道されたら、ビーチやプールには

水色の水着を着た人ばかりになってしまいます。




ボール

バンドワゴン効果の逆の「スノッブ効果」とは

スノッブ効果とは、weblio辞書には

こう書いてあります。



他者の消費が増加していくほど、購買者個人の需要は減少するという効果のことである。



つまり、他の人が持っていないから、

その商品に価値を感じることを言います。



自分だけ持っているという特別感が

欲しいのです。



誰にでも手に入れられるものは、

需要が減少します。



希少性や限定性が価値を持つのです。



手に入れにくいものほど欲しくなるという

心理が作用するのです。



例えば、イチローのサイン。

欲しくないですか?



私は野球ファンではないのですが

イチローのサインなら欲しいです。



世界に一つしかないイチローのサインを飾って、

1人でニヤニヤしていると思います(笑)



このスノッブ効果は、流行に乗り遅れたく

ない心理現象が現れるバンドワゴン効果とは

逆の心理現象となります。



ベストセラー

バンドワゴン効果をマーケティングに活かす方法

ベストセラーを生み出すため



「Amazonランキング1位」

「30万部突破」

「今、一番注目されている書籍」



などPOPに仕掛けをすると、

ベストセラーになる場合が多いです。





予備校

成績優秀な生徒を無料にして集客し、

有名大学への合格実績を伸ばし、

それを宣伝します。



そして、それを利用して他の生徒を

集めているのです。



一流大学への合格率がバンドワゴン効果に

なるのです。





ラーメン屋

座席数をわざと減らして、お客に行列を

作ってもらいます。

そして、店の外に並んでもらうと

お店の宣伝になります。




最後のラーメン屋は、私達姉妹がバンドワゴンに

乗せられた例そのものですね(笑)



マーケティング

まとめ

バンドワゴン効果やスノッブ効果は

わかりましたでしょうか?



それから、バンドワゴン効果のマーケティングへの

活用方法は理解できましたか?



バンドワゴン効果がマーケティングに

どのように使われているかわかると

市場のモノの見方が変わってくると思います。



是非、あなたもバンドワゴン効果を

マーケティングに取り入れてください。



ハーヴェイ・ライベンシュタインの論文

『消費者需要理論におけるバンドワゴン効果、

スノッブ効果、及びヴェブレン効果』には、

ヴェブレン効果も述べられているので

いつか解説しますね。



今日の記事はいかがでしたか?



「私はこう思うのですが。。」



という意見などはありませんか?



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あれば、ロコにメッセージをくださいね。



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この記事を書いた人

ロココンサルタント
記事専門ライティングコンサルタント。
今まで80名以上をコンサルする。

現在は、ライティングコンサルや
情報発信、コンテンツビジネス、
Kindle執筆などを行う。

年商1億円のクライアント、
10記事コンサルしただけで
コンサルタントになった
クライアントがいる。

Kindleは6冊出版。
Amazonランキングで6部門1位に
輝いたり、頻繁にベストセラー入り
したりする。